改築でモダンに生まれ変わった日本家屋、故きを温ね新しきを知る!

離れ座敷と土間のある暮らし , エヌ スケッチ エヌ スケッチ Eklektik Koridor, Hol & Merdivenler
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改築の定義は建築の法規的には、現在の建築物を取り壊して、それと位置・規模・構造・階数・用途等がほぼ同じ程度のものを建てることです。つまり床面積は同じであっても建物を造り直す事になります。良い物を残して、新しくするべき箇所は改めるのが改築となりますが、内容においては自治体への確認申請が必要な場合があります。

新築と改築

新潟在住の建築家エヌ スケッチが手掛けたこちらのお宅は、代々受け継がれている座敷を維持し別棟に残すべく、新築と改築が同時になされました。左は改築した部分、右は新たに建てられた新居になります。増築は特に土地が多い田舎では良く提案されると思いますが、こちらの建物のように、旧+新との繋がりが自然な物件は多くはありません。改築部には座敷があるため、訪れたお客様が直ぐに分かる様、玄関(通り土間)が目立つように改築されています。

通り土間改築

まずは廊下であった箇所を土間へと改築されています。土間を設けることで下足のまま、表から裏の畑まで行けるようになり、改築部分と新築部分が流れるように 縁側や廊下を通り抜けできる通り土間へと改築されています。昔の家の弱点は軒が深く、奥行きが深い間取りが多い為、大半のお部屋が薄暗くなりがちですが、改築に伴って採光が充分に確保した空間へ変化を遂げています。柱を利用して設置したモダンなペンダントランプもおしゃれです。廊下や土間の実例はこちらをご参考にしてみて下さい。

古民家改築

「和泉中央の家・古民家改築」, SADO SADO

昔ながらの家屋が建ち並ぶ地域に佇む古民家は、木材で作られた築80年の物件。大阪府にある建築会社SADOが旧の素材を残して、上手く活かしながら改築を試みました。こちらのお部屋は天井を外した後、小屋裏の梁をそのまま活用し、ロフト空間と変身させた子供部屋。木材の素材の良さが際立っています。

LDK改築

「和泉中央の家・古民家改築」, SADO SADO

経年劣化で壁が傷み、雨漏りや建具の不具合などが生じる事がある古民家。立派な梁組みや明治時代の良質な木材は今では中々と手に入らない事もあります。こちらのリビングのように思い入れのある既存の柱や立派な梁を残して、新しく入れたシステムキッチンや建具といった現代の生活に見合ったシンプルな新しい素材を組み込むことで、懐かしさと豊かさのあるレトロモダンな空間が完成します。

長屋改築

長屋改築―天神橋筋6丁目の家, SADO SADO

大阪で最も長い事で有名な天神橋筋商店街の長屋の改築。壁や屋根は残し、傷んだ部分は付け替え補強し、特に柱や梁は金物で緊結して、必要でない間仕切り壁は全て撤去したとの事。奥行きのある造りは長屋の雰囲気をそのままに、無垢天板の座卓、霧の箪笥が和モダンインテリアが映える美しい床仕上げになっているのも魅力です。

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