流行コンテナハウスを設置!8つのポイントで知る初期費用や法律について

A.Imamura A.Imamura
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コンテナハウスは、新たな暮らし方と価値を創造する多くの可能性を秘めた建築として、注目を集めています。圧倒的な短工期と低コストによる生産性で未来型建築とも言われるコンテナハウスは、低価格で居心地の良いモダンな住まいを手に入れることや、ゲストハウスとして設置したり、移動式のライフスタイルを実現することができます。今回は、この流行のコンテナハウスの新しいアイデアと設置にまつわる費用や法律などをご紹介していきます。

コンテナハウス=輸送コンテナ?

コンテナハウスと聞くと、輸送コンテナを想像しますが、ISO輸送コンテナの構造材は建築基準には沿わず利用できません。生活に必要なドアや窓などの開口部を設けると、ISO輸送コンテナでは強度が低下するため、コンテナハウスは建築用コンテナがつくられたり、輸送コンテナを改造し建築基準法に適合したものが使用されます。


「住まいの写真」ページでは様々な種類の家を紹介しています。◀

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コンテナハウスは、二種類ある

Front studio homify Modern Çalışma Odası

コンテナハウスは、大まかに分類して二種類あります。一つは、大型タンカーなどで荷物を運搬する目的で作られた「ISO輸送コンテナ」、もう一方は、建築用として作られている「建築確認対応コンテナ」です。どちらのコンテナを選ぶかで使い方や注意点も異なります。


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ISO輸送コンテナの注意点

ISO輸送コンテナを住まいとして設置する際は、建築基準法に基づく確認申請を行い確認済証の交付を受けないと設置できません。また、すでに設置されているコンテナを利用した建築物についても、建築基準法に適合しない事項がある場合には、違反建築物として扱われ、指導や撤去命令の対象となる場合があります。


【コンテナハウスについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ コンテナハウスについて知っておきたい基本知識

設置にかかる初期費用は?

コンテナハウスの購入だけならば、一般的な住宅購入の価格と比べると格段に費用を抑えることが出来ます。しかし、基礎工事、配管工事などをして、実際に生活が出来るようにするための初期工事費用を計算しておく必要があります。大まかな予算としては、事務所としてならば300万から、住宅としてなら500万から、と考えておくと良いでしょう。

固定資産税はかかるのか?

コンテナハウスには固定資産税がかかります。コンテナハウスは地面に設置され、屋根や壁で四方を囲まれていることから、他の建物と同じように建築物として扱われます。一方、混同されがちなトレーラーハウスですが、地面に定着していないトレーラーハウスであれば、固定資産税の課税対象外となります。

コンテナハウスを建てる際のルール・法律

homify Eklektik Evler Demir/Çelik

コンテナハウス建設に関する法律的な問題は、建築申請が通るかどうかが問題になってきます。上記で紹介した様に、ISO輸送コンテナは強度や建築基準となるJIS鋼材の使用が問題になってきます。


建築基準法が重視しているのは、主に次の三点です。


  ・どんな場所に建てるか? 

  ・どのくらいのサイズか? 

  ・何のために使うか?    


この三点を踏まえて、各自治体に建設が可能か尋ねてみると良いでしょう。一方、建築確認対応コンテナは、法的な基準をパスすることを前提に生産されているので、希望通りの建物を建てられる可能性は高くなります。 

コンテナハウスでの生活は?

こちらは、20ftコンテナを2台組み合わせたコンテナハウスの室内です。内装は、板張りやフローリング、パネル、クロス、塗装など好みに合わせて好きな内装を実現することができます。基本的には、一般的な住まいの居住空間と大差ない仕上がりになります。こちらはスッキリとしたモダンな設備デザインにぬくもりを感じるフローリングと木の建材が素敵な室内です。

断熱は必要?

コンテナハウスだからと言って、特別な断熱が必要というわけではありません。コンテナハウスに限らず鉄骨造建築は結露が発生し易いので、カビ問題を防ぐ対策が必要になります。換気システムの設置や通風の良いロケーションに設置すること、また結露が発生しにくい暖かい地域に設置するなどといった工夫がとられます。

素敵なデザイン7選

ここからは、素敵なコンテナハウスの実例をご紹介していきます。


こちらは、コロンビアの建築事務所Colectivo Creativoが手がけています。クライアントの予算や好みに合わせてインテリアの選択が可能で、また4つの異なるサイズを選ぶことが出来ます。インテリアや材料を選択することができるので、よりあなた好みにカスタムが可能です。

小型複合商業施設として

こちらはヒロ・デザイン・ラボが手がける海上輸送コンテナを利用した小型複合商業施設です。「サニーサイドテラス」と名付けられたこの商業施設は、六台の輸送コンテナが並べられており、奥にオープンデッキを設け、人々が居心地よく過ごせる中庭があります。サニーサイドカフェ、音楽スタジオ&ショップ、およびデザイン事務所などの3つの異業種で構成されています。

カスタム次第でよりおしゃれに

homify Modern Oturma Odası

コンテナのみで家をつくる、と考える必要はありません。こちらの様に、建物の一部として大胆に配置すると、個性の際立つおしゃれな空間をつくることが可能です。また、以前は貸倉庫として使われていた地味なデザインばかりでしたが、今はではモジュール化され、おしゃれなデザインが多く積み重ねたり並べたりすることもできます。

ウッドデッキが爽やかなカフェとして

こちらは20FTコンテナ一台を利用して建築されたカフェテラスです。ウッドデッキや外壁に木材を施工することで、コンテナの工業的な雰囲気がよりおしゃれに見えますね。店舗スペースを拡張させたいといった時にも増設や組み合わせが自由にできるので、カフェや商業施設として利用する際のメリットも大きいでしょう。

大洲城を眺望できる温浴施設として

こちらは、愛媛県大洲市の城下町に立地する20FTコンテナ四台を使用して建築された温浴施設です。コンテナ建築物を多く手掛けているON FOCUS株式会社のプロジェクトです。市のアイコンである大洲城を近くで眺めながら湯につかれるなんて贅沢ですね!

おしゃれな宿泊施設として

こちらは富士山を一望できる贅沢なロケーションに立地する宿泊施設です。プライベート感を重視した独立型キャビンはコンテナによってつくられています。モノトーンと木材の外壁がスタイリッシュな大人の休暇をイメージさせますね。

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