階段下は使いにくいスペースかもしれません。その空間の高さは一定ではなく、場所によっては極端に低くなっている場所もあります。また明かりを取り付けなれば暗がりとなり、狭くて暗い場所になってしまうでしょう。もちろん、そんなスペースを有効に活用するのは簡単ではありません。そこで紹介したいのは、メキシコで考えられた階段下スペースの使い方。ぜひ使えるアイデアを見つけて、活用してみましょう!
まず最初に紹介したいのは、日本では見られないような個性的なアイデア。こちらの家では高さも奥行きもない使い勝手の悪い階段下スペースに坪庭を作り上げています。庭にあるのは白色の石に数本の植物。決して派手な庭ではありませんが、それがあるだけで室内空間の印象ががらりと変わります。もちろんナチュラルな印象も生み出され、居心地も良く感じられるに違いありません。
階段下の空間を使うアイデアで最も取り入れやすいのは本棚かもしれません。本は大きなスペースを必要とせず、棚の形が不定形でも大丈夫です。また奥行きが無くても本を収納するのに問題はありません。1つの本棚を片付けて、そこに入れていた本を階段下に収納してしまえば、家の中がすっきりすることができます。家の収納問題の大きな助けとなる階段下の本棚に挑戦してみてはどうでしょうか。
こちらもいかにも海外のアイデアです。それは階段の下にバーを作ること。といってもグラスなど収納ができる棚を置き、その上に瓶を置いただけです。バーは他の生活用品に比べれば、使用頻度が少ないため、こうしたデッドスペースの使用法にぴったり。写真のようなすっきりした階段にシンプルな棚を置けば、オシャレな住まいを演出できるでしょう。
こちらは階段下ではありませんが、階段の横に棚を作り、そこに様々なものを飾るためのディスプレーのスペースを設けています。棚は本などの収納だけでなく、オブジェやお気に入りのものを飾るための空間に最適。こちらの棚のように照明に工夫すれば、見違えるほどオシャレな空間ができるはず。
どれだけ狭くても仕事に集中できる書斎が欲しい!という人にお勧めなのが、階段の下に机を置いて書斎にしてしまうこと。階段が屋根や壁代わりとなり小さな部屋が作れます。階段に多少の奥行きがあれば、仕事をするための書斎にぴったり。もし書斎が無くて困っている人に是非試してほしい活用法です。
家の中で場所を取るものの一つは衣類かもしれません。1つ1つは小さくても、家族全員の衣類をまとめると、かなりのスペースを必要とします。もちろん衣類のためにクローゼットを用意することもできますが、少しもったいないかもしれません。というのも階段下に端を取り付ければ、それがクローゼットの役割を果たすからです。クローゼットのために階段を活用してみませんか?
こちらもいかにも海外のデッドスペースの使い方です。それはゲスト用のスペースとして活用すること。海外では友人などが宿泊することを考えて、ゲスト用のベッドルーム、そしてバスルームやトイレを用意することは珍しくありません。ただし使用頻度が少ないため、無駄にスペースを使うことはできません。階段下はそんなゲスト用のスペースを作るのに最適でしょう。
階段下の活用に本棚やクローゼットなどの活用法がありますが、どれにも応用できるのは収納スペース。1つの使用法にこだわらず、状況に応じて使えるようにすれば、最も有効にスペースを活用することができるでしょう。こうした自由な使い方を考えるなら、取り付けるのは棚が一番。これなら使用法を限定せず、自由な使い方を可能にしてくれるに違いありません。
もし階段が、こちらの写真のように反対側を見れる螺旋階段なら、ギャラリーのように美術作品を飾るのも悪くないでしょう。もちろん作品の一部が階段で隠れてしまいますが、それでも十分に作品を楽しむことができるはずです。
【スペースの有効活用については、こちらの記事でも紹介しています】
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