最近流行りのカフェ風インテリアデザイン。コーヒーや紅茶を飲みながら本を読んだり、考え事をしたり、時間を忘れるくらいおしゃべりを楽しんだり・・・とカフェはどうしてあんなに居心地がいいのでしょう。そんな素敵なカフェのように自宅をデザインする「カフェ風インテリア」のアイデアをご紹介します。
ダイニングは部屋の中とは限らないのです。建築事務所のKAZ建築研究室が手がけたこちらのカフェ住宅のインテリアは、屋外テラスとダイニングの床をコンクリートにすることで外と内の概念を曖昧にしたとても開放感のある空間となっています。大好きな自転車もそのまま入れることもでき保管もお手入れもここで行えます。さらには自転車を眺めながらお茶やお酒を楽しむことができ、とても穏やかな時間が流れて行きそうです。ブラックボードが壁に使用されとても自由でユーモアに富んだスペースですね。
SWITCH&CO.が手がけたこちらの住宅は壁一面が本棚になった、まさに「本に囲まれて暮らす家」です。お気に入りの本や写真集のみならず、こだわりの陶芸や食器、アートなどに住む人のセンスが光ります。そしてところどころに設置されたスライド扉が、全体をすっきり引き締めています。厳選して飾られたインテリアの一つ一つに思いが込められていて、それらを眺めながらお茶を飲んだりするだけでも気持ちが落ち着きゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。まさにカフェにいるような感覚になれそうですね。
コンクリートで囲まれエイジングが施された空間に、アイアン、ステンレス、ウッドそのものの素材の良さが活かされたヴィンテージ感溢れるこちらのスペースは株式会社SHOEIが手がけました。アンティーク調で統一されたインテリア家具や小物、天井から吊るされたペンダントライトが放つやわらかな光の演出はまさに隠れ家カフェのような雰囲気を醸し出しています。コーヒーを飲みながらゆっくり読書を楽しみたい気分になりますね。
まるで海外の田舎にたたずむ小さなカフェのキッチンのような空間です。どうせやるならキッチンまでインテリアにこだわりたいですよね。ウッドの天井とレンガの壁が温かな雰囲気を作り出し、ブラックボードを使った正面の壁と黄色のペンダントライトがおしゃれなカフェ感を演出しています。正面の棚に飾られている小物は厳選したものを無造作っぽく飾り、キッチンの腰より下の収納スペースは布でラフに目隠しされることにより程よいカジュアル感がプラスされたインテリアです。
カフェ風インテリアにとってカウンター周りはとても雰囲気を作りやすいスペースです。食器や小物の並べ方次第で空間の雰囲気はガラリと変わります。カウンター奥のオープンな棚には食器類が綺麗に気持ち良く並べられています。一つ一つにこだわりが感じられ、テイストやカラーが揃っているので統一感があり、空間にも馴染んでいます。住む人のセンスの良さが光る、まさに「見せる」「魅せる」収納です。