合わせガラスの特徴とその種類まとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Barnes, London: Beautiful Seamless Glass Box Extension by Culmax with Glass Beams, Maxlight Maxlight Modern Kış Bahçesi
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合わせガラスというガラスの種類をご存知でしょうか。それは、通常の単板ガラスにはない特徴や様々なバリエーションを持っています。そこで今回は、合わせガラスに焦点をあてて、その特徴やバリエーションについて紹介していきたいと思います。ガラスにもたくさんの種類があるので、それぞれのガラスの特徴をよく把握しながら、設置する場所や目的に合ったものを選んでいきましょう。

合わせガラスとは

Barnes, London: Culmax Glass Box Extension Maxlight Modern Kış Bahçesi

合わせガラスとは、その名の通り、複数枚のガラスが特殊な樹脂膜によりくっつけられたガラスを指します。その特徴は、接着剤の役割を果たす樹脂膜によってガラスが割れても破片が周囲に飛散しないことや、その中間膜に様々な機能性を付加させた特殊な中間膜を用いることで、防犯性や遮音性、デザイン性など通常の単板ガラスでは実現することが難しい機能性を持っているガラスとなります。次からは、合わせガラスのバリエーションについて詳しく見ていきましょう。

防犯ガラス

複数枚のガラスで構成されているだけでも強度の強いガラスであるだけでなく、その間の中間膜として特殊な防犯フィルムを取り入れることで、「防犯ガラス」として非常に防犯性の高い合わせガラスとなります。また、合わせガラスの強度や破損時の破片飛散防止から、こちらのようにガラスの階段で光が下の階まで差し込むような明るい住まいとすることもできます。家の防犯対策については、「手遅れになる前に!取り入れておきたい防犯対策まとめ」も是非参考にしてみて下さい。

写真:加藤嘉六

着色合わせガラス

通常のガラスは透明ですが、合わせガラスでは中間膜に色のついた特殊フィルムと用いることで「着色合わせガラス」とすることができます。それにより、デザイン面での工夫が可能になる他、こちらのフィールド建築設計舎が手掛けた集合住宅のように、バルコニーなどの手すりとして乳白色のものを取り入れることで、外からの視線を着色されたガラスの手すりでカットすることもでき、プライバシーの確保の役割もはたしてくれます。

防音ガラス

合わせガラスの中には、中間膜に特殊な防音フィルムを取り入れた「防音ガラス」もあります。このガラスは、外からの音による空気の振動をその特殊中間膜で熱に置き換えることで、室内まで侵入する騒音を軽減しています。ただし、家の騒音対策では、窓ガラスの防音性能を高めるだけでなく、サッシや壁や屋根といった部分も効果的に防音性能を高めていきましょう。

装飾合わせガラス

homify Cam kapılar

「装飾合わせガラス」というガラス間にある中間膜に装飾としての特殊フィルムを取り入れたものもあります。柄の入ったガラス窓や室内扉とすることができるだけでなく、先程の着色合わせガラスのように透過性も選べることから、視線を遮る効果も期待できます。また、ガラスの間に和紙を入れた合わせガラスもありますので、インテリアに合わせてそうしたガラスデザインも取り入れてみてはいかがでしょうか。

遮熱効果

高気密・高断熱の住宅を建てようと考えている方も多いと思いますが、そうした住宅で押さえておきたいのが窓の遮熱です。夏の日差しが直接室内に差し込んでくることによって熱が部屋にこもってしまうことを防ぐために、窓の遮熱効果は非常に重要になります。合わせガラスでは中間膜に遮熱機能を付加したものもあります。ガラス面の大きな明るく開放的な住まいにする際には、そうした遮熱効果のあるガラスを積極的に選んでみて下さい。

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