省エネを意識した、窓の選びかた

林 直樹 林 直樹
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住宅の省エネ化は、住宅を購入する方や建てる方の注目のトッピックだと思います。確かに長く住む家ですと毎月の光熱費の差が10年間で考えると大きな差となります。空調や熱効率は、省エネを考えると最も重要なトピックですが、その中でも窓やドアは断熱性能が低いため、熱交換が大きくなるため、しっかりと考えたいポイント。この記事では省エネを意識した窓の選び方についてご紹介します。

最初にコストについて考える

家を建てるときや建て替えるとき、潤沢にお金をかけられるというケースはあまり多くないと思います。その中でも窓はガラスの費用が意外と高価なため、予算を圧迫するポイントとなります。ですので、すべての窓をオーダーメードでつくるということは、あまりお勧めできません。まずは住宅の中でメインの窓を決めて、予算の範囲内で窓のデザインについて、建築家と話し合ってみてください。他の居室の窓は高性能で安価な既製窓でも十分だと考えてみてはいかがでしょうか。写真は小松設計のTRM。

木材の長所と短所

木製の窓はその温かみのある質感が特徴です。またサッシ部分をある設計できるので、比較的自由なデザインが可能です。さらに自然素材のため、環境負荷も小さくなります。木材自体、断熱性が高く、気密性も高いので、熱効率はいいといえるでしょう。一方で、木材ですので、経年劣化は他の素材よりは早いと言われています。近年では、塗装などによる劣化防止など、様々な対策が施されたサッシが販売されています。開閉方法なども豊富ですので、ぜひ検討したい素材といえるでしょう。

アルミの長所と短所

現在最も普及していると言われているアルミサッシは、近代の住宅産業の発展とともに広まりました。寸法精度が高く、様々な形状をつくるこができ、気密性・耐久性にも優れていると言われています。一方でアルミは熱伝統率が高く、内外の気温差によって結露しやすいというデメリットもあります。また結露によってアルミが腐食してしまうこともあります。しかし普及している素材ということから、コストが安く、商品の幅も広いということが最大の特徴といえるでしょう。

PVCの長所と短所

PVCのサッシは、主にビニル樹脂やプラスチックを主原料としてつくられたもので、遮音性、断熱性に優れていると言われています。結露にもなりにくいので、特に寒冷地で使用される傾向があります。複層ガラスにすることで、断熱性能を高め、熱交換が起きにくくすることも可能です。これまで樹脂サッシはアルミサッシと比較して強度に不安があるとされてきましたが、近年の開発により、一般的に取り入れられるような窓といえるようになってきました。

複数の素材を組み合わせる

素材を組み合わせた複合サッシは、近年急激に種類が増えてきたタイプです。やはり最大の特徴は各素材のメリットを生かした窓が作れるということでしょう。室外側にアルミ、室内側に樹脂や木を組み合わせるなどしたものはその耐久性と、結露などの問題を単一素材よりも発生しにくくする効果があります。他にも様々な窓の事例がありますので、ぜひ参照してみてください。

メンテナンスと省エネについて

窓は、1日何回も開け閉めすることもあり、サッシ自体が経年劣化することもあるので、メンテナンスが必要な建築の一部といえるでしょう。さらに長期間使うことによって、ドアがスムーズに動かなくなったり、ガタつきが発生したりすることもしばしば。また熱の入れ替えのポイントなりますので、2重窓などを取り入れることで省エネにつながりますが、やはり導入のコストが高いということもありますので、ぜひ様々な角度から検討して導入してみてください。省エネな家づくりはこちらも参照してみてください。

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