トイレは毎日使う場所。使用時に必要なものはそれほど多くはないですが、それでもお手洗いに収納しておきたいものもありますよね。家の中で最も小さな空間の一つであるトイレ。物を収めるためには、いろんな工夫が必要になります。ではどういった形の収納があればよいでしょうか。今回の記事では、トイレの棚の配置やデザインに注目して、どのように空間をカスタマイズしていくか考えていきます。
収納は、家の中を上手に整理整頓するためにしっかりと考えて作っていきたいもの。家の空間ごとに、求められるストレージの形は異なるため、棚などが置ける場所とその広さを見極めたうえで家具選びをしていきたいですね。トイレはとても小さな空間であるため、設置する棚の位置や大きさにも気を付けたいところ。例えば新築やリフォームをされる場合には、前もってどれくらいのスペースが必要になるかを頭に置いて棚選びをするとよさそうです。
トイレに収納が必要、と言っても、日本の多くのご家庭では、お手洗いは用を足すのみの小さな個室となっており、あまりたくさんの収納を設置すると、窮屈に感じてしまうことも。こちらは福岡市の建築家・岸建築設計室の手がけたお宅のお手洗い。細長い空間が確保されているため、一面に洗面台と棚の一体化したものが置かれていますが、かなりすっきりとした印象となっています。座った姿勢で棚に手が届くのは、便利ですね。
Photo: イクマサトシ〈Technistaff〉
必要なものが必要な時に手の届く場所にあることは、特にお手洗いでは安心して使えますね。特に替えのトイレットペーパーは、見えるところに置いておきたいところ。こちらの棚は縦型のスマートなデザイン。ちょっとした隙間を上手に使いたいという方におすすめの形です。また、ペーパーホルダーもシンプルなデザインであるため、白い空間に溶け込んでいて、ミニマルなデザインの家づくりを目指していらっしゃるのであれば、気になるのでは?
トイレはすっきりとカスタマイズしたい、なるべく生活感を感じないような、使いやすいデザインを、とお考えならば、例えばこちらのようなお手洗いはいかが?広さがある程度確保されており、飲食店のトイレのようなデザインです。特に収納棚らしきものはないのですが、奥の壁にサニタリーグッズが収められた容器がさりげなく置かれています。横にはポーチが下げられていますが、このような小さなバッグを利用するのもさりげなくおしゃれです。
ユニットバスは狭いもの、と思われがちですが、例えば欧米風のインテリアを作るのであれば、こちらのような広々とした洗面所を取り入れてみるのも一つの手かもしれません。シンプルなインテリアを目指すのであれば、棚をあちこち置くのは野暮。洗面台下や視界をあまり遮ることのない収納棚を上手に使い分けましょう。同じ空間にあるため、ボディケア用品とトイレ用品が同居していても、特に違和感はないですよね。
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