冬場は一酸化炭素中毒に十分注意を!

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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毎年冬になるとニュースでも聞くようになる一酸化炭素中毒による事故。寒い冬は密閉した空間で火を使い暖をとることが増えるため、一酸化炭素中毒には十分に注意してください。しかし、一酸化炭素は無味無臭でさらに無色の気体のため、その発生に気づくことはなかなか難しいことです。そこで今回は、どのような時に一酸化炭素が発生し、それによる事故をどのように防ぐかを見ていきたいと思います。これを一読して、室内で安全で安心の冬を過ごしてください。

暖炉に火があるときはダンパーを開けておく

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もし自宅に暖炉や薪ストーブを設置しているという方は、暖炉やストーブにまだ火が点いているときは煙突のダンパーを開けておきましょう。特に、火を消したつもりでも、残り火のある状態のときにダンパーを閉めてしまうと一酸化炭素中毒になってしまうリスクが高まります。また、ダンパーを開けていても煙突が詰まっていたら同じことです。定期的な煙突掃除も忘れずに行っていきましょう。

室内で小型発電機を使用しない

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停電したときに自宅にある小型発電機で電力をまかなおうとして、それを室内で使ったために一酸化炭素中毒になってしまうという事故も起こっているそうです。家庭用の小型発電機を密閉空間で使用すると、たった10分程度で一酸化炭素の濃度が極めて危険なレベルに達したというデータもあります。必ず発電機は屋外で使用するとともに、いくら換気を十分にしていてもそれを室内で使うことは絶対に避けて下さい。停電のときは、キャンドルでゆったりとした雰囲気の中で気長に復旧を待ちましょう。

写真:entia.de

ガス機器を使用する際は必ず換気を!

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火を使うコンロやオーブンなどのガス機器からも一酸化炭素は発生します。ガス機器を使うときは忘れずに換気を行いましょう。鍋のときに卓上コンロを使う方も多いでしょうが、その時もきちんと換気が必要です。密閉した部屋でガスコンロを点けておくと、たった40分で一酸化炭素の濃度が危険なレベルに達したという実験結果もあります。節電・節約だからといって部屋を長時間密閉しないで、多少寒くても新鮮な空気を入れて定期的な換気をしていきましょう。

室内での七輪の使用する際は風通しのいい場所で

室内で七輪を使って新鮮な魚を焼きたいという方もいらっしゃると思います。その際は、ガス機器を使うときと同じように換気をきちんと行ってください。こちらのユミラ建築設計室が手掛けた住宅は、快適に室内で七輪が使えるように中庭をつくってうまく開放的な室内空間をつくり出しています。中央の中庭の周囲には大きな開口があり、奥に見える食堂にも大きく窓が開けられていて、とても風通りのいいつくりになっています。このような換気をよく考えられた住宅で、安心して七輪を使ってサンマなどを焼いて楽しんでみてはいかがでしょうか?

一酸化炭素警報機を設置する

最初に述べたように、一酸化炭素は無味無臭でさらに無色のため、その発生に気づきにくい気体です。室内で火を使うときに換気をきちんと行っていけば、それほどむやみに恐れることはありませんが、それでも火が点いている状態で寝てしまうなど不測の事態に備えたい方は、一酸化炭素警報機を自宅に設置しましょう。ただ、警報機があるからといって過信は禁物です。警報機があっても、基本の換気はこまめにしっかりと行っていきましょう。

写真:河田弘樹

症状を知る

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合しやすく、少量を吸い込んだとしても酸素欠乏状態を引き起こします。初期の症状は、頭がふらふらする、顔が火照るなど軽いですが、段々と頭痛やめまい、吐き気など風邪に似た症状となりますので、風邪と思い込まずすぐに窓を開けて換気をして下さい。そのまま一酸化炭素を吸い続けると、最後は意識障害や意識消失へとつながっていきます。一酸化炭素濃度がある一定の高い状態に達すると、窒息から即死亡ということも起こりえます。建物火災のときに亡くなる方の多くは一酸化炭素中毒が原因でもあります。

【冬に考えたい住まいのことについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 防寒でこの冬を快適に過ごすための6つの対策

※ 防湿のしっかりした結露しない快適な住まいに!結露対策について知っておきたい6つのこと

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