ソーラーハウスと暮らしのメリット

A.Imamura A.Imamura
箕面の集合住宅, フィールド建築設計舎 フィールド建築設計舎 Modern Evler
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ソーラーハウスとは、暖房や給湯などに使われるエネルギーを太陽熱でまかなえるようにデザインされた住まいを指します。住まいのエコロジー性能を高めることで、自然エネルギーの消費を抑え、環境にも身体にも優しい家づくりで注目を集めています。今回は、そんなソーラーハウスと暮らしをご紹介していきます。

ソーラーハウスとコンクリートの蓄熱を組み合わせ

ソーラーハウスは建材の蓄熱と効率よく組合すことによって、より効果的になります。こちらは、コンクリートの外側に断熱層を設け、温度を一定に保つコンクリートの蓄熱性質を活かした住まいのキッチン・ダイニングルーム。コンクリートと木の素材感にこだわり、景観との調和や防音性の高い安らぎのある住まいとしてだけではなく、太陽光発電を効率よく活かす省エネ性能の高い住宅が計画されています。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のダイニングを紹介しています◀

※ ダイニングの写真ページ

ソーラーハウスと地中熱利用

ソーラーハウスは、太陽熱を活かす太陽光発電だけではありません。こちらは、地中熱を利用したソーラーハウスです。地中熱は、地中5メートルほどの深さになると温度は1年中ほぼ一定し、その場所の年平均気温と同じになります。地熱を利用し自然エネルギーを生かしたパッシブソーラーハウスは、床下の地熱を蓄熱に使用し、室内に差し込む採光をたっぷり溜め込み余熱で24時間暖かく室内を保つ仕組みです。大きな窓が印象的な明るく暖かい室内環境が印象的ですね。

【ソーラーハウスについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています】

※ ソーラーハウスで自然に寄り添った暮らしを。その仕組みと特徴まとめ

​パッシブハウスの組み合わせ

太陽光発電を設置して床暖房やエアコンに頼るだけではなく、気候を上手に利用したパッシブハウスの仕組みが見直されています。こちらは、2014年度埼玉県環境住宅賞の最優秀賞を受賞した住まい。温水床暖房を配したリビングから、スキップフロアや南に面した吹抜けを通して、家全体が緩やかにつながり風通しの良い快適な住環境が計画されています。日射遮蔽や採光、通風、排熱などの自然の恵みを活かすパッシブデザインの仕組みを取り入れることでソーラーハウスの魅力がより活かされます。

クレジット: 撮影:吉田誠

ゼロエネルギーで暮らす家を目指して

こちらは、自然材料で構成されたOMソーラーハウスを配した住まい。太陽で床暖房する冬の働きが基本です。 基本は、太陽熱を集めて、蓄熱し、家全体を持続的に温めるといったパッシブソーラーシステムが中心となります。冬は、家全体を温める冬の床暖房、夏は風の流れで熱気の篭らない涼しい室内環境が保たれます。植物を配置して緑の庇を配するのも町全体のヒートショックを和らげる効果があり大切ですね。

アクティブ?それともパッシブシステム?

太陽光発電には機械的に太陽熱の利用を促す「アクティブ」な仕組みと、機械的な力を一切用いず自然な熱の移動などをうまく利用する「パッシブ」があります。こちらは、太陽光発電を屋外に置き、屋内に熱を運び入れ、蓄熱装置に蓄え、蓄えた熱を暖房に用いるという「アクティブ」な仕組みを取ります。小規模な家ではメリットがありますが、住宅そのものの断熱性能も大切になってくるので検討が必要です。

太陽光発電のメンテナンスは?

アクティブ型の住まいでは、太陽光発電は何も考えずに導入するとコストがかさみデメリットになる可能性があります。デメリットを抑えて費用対効果を高めるには、初期費用、維持費用、売電収入に注目しておきましょう。また、太陽光発電で発電された電力を変換するパワーコンディショナーという装置の寿命は10年と言われています。数十年おきの出費を見越した経費計算とエネルギー消費計算をしておくと、安心ですね。

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